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櫻沢の丘

プロローグ

4月10日。新学期。僕らの学園では恒例の全校集会が開かれる。
            
全国からかなりのお金持ちの子息が集まっている我が母校、私立櫻沢学園の大講堂は春休みを実家で過ごした友たちが集まって、土産話に花を咲かせていた。

もちろん僕もその一人。
             
僕の実家は岡山の牛窓。 

ご存知の方も多いオリーブの里。 
             

瀬戸内のニース(?)とも言われている風光明媚な田舎町だ。
             
さっきお金持ちの息子連中が集まってるって言ったよね。
             
僕の家もそうなるのかな?

父は不動産屋をやっていて、 ホテルなんかもやっているいわゆる実業家ってやつだ。

従業員さんたちの数はグループ全部だと500人を超えているらしいね。

家族は父と母、二つ年上の姉と、去年死んだ双子の兄さんがいた。

僕は片岡伊織。 

この櫻沢高校の2年生。

天然パーマの赤毛とそばかすだらけの顔。 きゅっととがったあごが女顔だとよく言われるけど、どちらかと言えばハンサムとは言いがたい。残念だけど。
             
身長は173cm。まぁ高校2年の男としては標準かな?今じゃ小さいほうかも知れないね。
             
痩せてヒョロヒョロなのは極端な偏食のせいだってみんなに言われるよ。
             
以上、 自己紹介終わり。


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