会員登録/ログイン

The World End

:序章

「お部屋にお戻りくださ…「いや!!」

ドンッ

「うわぁ…!」

兵士が押されてバランスを崩し、倒れる。

「フィレア様!大人しくしてくださいっ!!」

「うるさいわねー!大人しくなんかしてられないわよ!!」

ドンッ

「っと…わっ!?」

また一人、押されて倒れる。

「姫!!国王様に叱られますよ!?」

「知らないわよ!!」

そう発言した兵士に、走り逃げながら振り返り、怒鳴る。

「このままじゃ捕まえられない…!」

「誰かユアローズ様を!!」

兵士が周りの兵士に呼びかける。たまたまそれが聞こえたフィレアが振り返る。

「な……!?ちょ…」

「わ…私行ってくるわ!!」

その呼びかけに一人の女兵士がこたえ、追いかけていたのとは逆の方向に走り出す。

「頼む…!!」

「ちょっと…待ちなさ…!!」

呼びに行った兵士を追おうと立ち止まり、逆方向に走り出そうとする。



「ユアローズ様が来るまで何とか追え!!」

「…!!!」

追ってくる兵士を全員避けることは到底不可能。悔しげにしながらも、向き直り、再び走り出した。

「ユアなんか呼ばれたら逃げ切れないじゃないのよ~っ!!」

そう叫びながら、フィレアは走り逃げた…――。



/7ページ 

週間ランキング