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君桜 第2部

これからしなければいけないこと

僕は海里にすべてを打ち明けた

家で父から受けた事

学校でのこと

駿のこと

思い出すだけでも辛くて、ぼろぼろと涙が溢れてくる

海里は何も言わず、ただ黙って聞いていた


今まで、決して他の人には言うつもりなんかなかったんだ

理解されない、拒絶されると思っていたから

けど、海里は受け入れてくれた

彼女がいてくれたら、僕は乗り越えられるかもしれない


「僕は、これからどうすればいいのかな…」

「…それは、私が答えを持っているわけじゃないわ

お父さんの事、学校の事、親友の事…

あなた自身で見出ださなきゃいけないんだと思う

あなたの心の整理は、あなた自身にしかつけられないから」

「…うん……」

正直、どうしたいのかわからない

お父さんにも駿にも、学校の人にも会うのが怖い

今の僕には、そんな勇気はなかった

「急いだりしなくていいと思う

私も、悠美お母さんもあなたにできる限りの協力はするから、ね?」

「…………ありがとう…」

そうか、ゆっくりでいいんだ

焦らなくていいんだ…

海里はそういうつもりはないのかもしれないけど

答えの様なものをさりげなく示してくれている様な気がした

かすんでいた心が少しずつ晴れていく・・・

「・・・・やっと笑ってくれたね」

「えっ?」

気付いたら、涙でぐちゃぐちゃになっていた僕の顔は笑っていた










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