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変態パン屋さん

「おいしぃ!…とっても美味しいよ。このクリームあんパン!」
「そうか良かった~」
俺が新作パンを美味そうにほおばるのを見て安心したように笑う彼は京矢(キョウヤ)っていって手作りパン屋で俺と初めて会ったのは俺が住んでるマンションに売り込みに来ている時だった
「それにしても美礼(ミレイ)、ホントに甘いの好きなんだな」
「うん、昔から甘いのに目が無くて…ぷはぁ、美味しかったぁ」
会っていくしんで俺たちは意気投合…今では俺が新作パンを味見するようになって…今日も俺の部屋で5種類の新作パンの試食会という事で食べおわったのは3種類…
「京矢、あとふたつは?今日の試食は5種類でしょ?」
「あぁ…あとふたつは今から作るよ…出来たてを食べさせたいんだ…キッチン借りるよ?」
「いいよ、遠慮なく使ってよ」
「サンキュ~」
京矢はリビングと隣接しているキッチンへ向かうと暫らくしてカチャカチャと食器類がぶつかるような音が聞こえる

「美礼、どうぞ…」

リビングに戻ってきた京矢…その手には俺がいつも愛用してるティーカップ…中には夕焼け色をした紅茶が湯気をあげている
「出来るまでに時間かかるから…お口直しに~」
「ありがと…頂きます」
俺はあつあつの紅茶をコクコクと喉に流し込んでいく
「うん…美味しい、京矢は紅茶を入れるのも…うま……い…ね」
「……ありがと」
「…あれ、なんか…へ、ん……眠く…なって…」
そのまま言い終える事なく美礼は恐ろしい程の眠気に身を任せテーブルの上に倒れるように俯せた…

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