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無毒の恋

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僕は君を愛してる。


頭がおかしくなる程と
言いたい所だけど、
きっともう
遥かに前に
なってしまっているのだろう。


君を捕まえて
二度と逃がさないつもりだった。


どんなに卑怯な事でも
どんなに汚い手段でも

君を手にいれるためならば、
僕は喜んで手を染める。


こんなに苦労して
手にいれた君。


なのに。


なのに。


なのに。


君の心は
片時も僕を映さない。


ねぇ、どうして。


君が欲しい物なら
どんなものでもあげるから。

富も権力も
君のためだけに手に入れたんだよ?

無意味だなんて
言わないで。

僕はただ、
君が欲しかっただけ。

全てのものを投げ出して
この世界を壊してでも
君だけが
側にいれば良かった。


けれど
僕が捕まえたのは
君の抜け殻。

心は何処かに
置き忘れたんだね。



きっとだから君は僕を見てくれないんだね。



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