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7でも3でも無い本音

7でも3でも無い本音-Side A-

ああ。泣きそうだ。


寝転んだ僕は、指を組んだ両手をグッと瞼へ押しつける。

隙間から見えるのは憎たらしいくらいに爽やかな青い空と、真っ白な入道雲。
そして思い浮かんでくるのは、こんな空がよく似合うあいつの笑顔。

いつも一緒だった。
笑うと出来る目尻の皺が好きだった。
大切にしてもらえてる。
自分は特別だ。そう思っていた。

だから伝えたんだ。
曖昧な二人の関係を、確かな物にしたかった。


「恋人」


そうなれると信じて疑いもしなかったんだ。

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