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最強の幼なじみ

*使わなくなった鍵*

「最低!」

言葉と共に投げつけられた合鍵を手に俺は口を開く

「で、覗き見?」

「の、覗き見なんかじゃっ…」

角から現れたのはいつも俺にくっついてくる幼なじみだ


「覗き見じゃん。俺らももー良い歳なんだからさ。いーかげんやめたら?」

「でも…心配で」

「心配?誰が頼んだ」

できるだけ冷たく

「ーっ」

男女構わずとっかえひっかえやるやつなんかよくないに決まってる

「俺に近づくな」

俺を見据える瞳

「好き…」

零れる言葉

「は」

「好き!大好き!!」

「お前…」

「だめ?」

こうなればもう

「…昔からお前の"だめ"には弱いんだ」

止められない

「じゃあ」

溢れた思いが

「使わなくなった鍵。やる」

俺らを包み込む

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