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魔法使いルーフィと時間旅行記者

ぬいぐるみ

...ないてるの?

かなしくて、泣いてるみたい。


ここは、粗大ごみ置き場。

日曜の朝、雨。

ごみの日じゃないから、がらんとしてて
そこに、大きなわんこのぬいぐるみ。

雨に打たれて、うつむいてる。

よく、お顔を見ると
すこし汚れてて。

どんなにか、可愛がってもらっていたのでしょうに。

でも、どうしてか

今は、ただ雨に打たれて泣いています。


「かわいそうに...」


胸が痛みます。だから
わたしは、おうちに
連れてってあげて。

お風呂に入れてあげて。
とっても重かったけど、でも
ドライヤーをかけてあげたら
ふわふわ、の白いわんこに。

「よしよし、もう大丈夫よ。わたしのお家なら
あなたが好きなだけ居ていいの。」


ぬいぐるみ、お人形。

かわいそうで捨てられなくなってしまうので
作らないようにしているんだけど...でも、この子は。


にっこり。

笑ったみたい。

よかったね。


わたしは、ぎゅ、と抱きしめて。

ほんとは、わたしも淋しかったの。


「僕も」


空耳かしら?



「空耳じゃないよ。」


あなたは?だぁれ....?


「ありがと、優しいね君。僕は、ルーフィ。」


...わんこさん...!?


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