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晴れのち曇り、ときどき魔法。

火野神社の巫女

 
 ◇ ◇ ◇



それから一週間、火野神社に通いつめる日々が続いた。

あの火柱がまだ『摩象』と呼ばれていた時代のこと。

この土地に眠る土地神と呼ばれる神を崇めるために建てられたというこの神社の成り立ちが記された文献。

火柱や水柱、竜巻や岩が宙に浮くなどの様々な魔法の種類、それの発生地点と時期を記した地形図。

魔法の種類によってどんな影響が周りに与えられるか等の記録。

オレの知りたかった情報はこの土蔵の中にこれでもかと言うくらいに眠っていた。


「……全然わかんねぇことだらけだけど、それでも少しづつわかってきたな」

 
この村の地理を示した地形図の上に点在する『魔法』の発生地点。それを見る限り、そこにはなにかしらの法則があるように思えた。

天気予報や占いしかり、法則があるものには要因が存在し、その要因をつかむことが出来ればある程度の予測もできるし、完全にその法則を把握すればそれはもはや予測どころの話ではなく、支配したと言っても過言ではない。

 

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