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藍の瞳の魔剣士

No.4 天才王子様と努力家魔剣士少女


「へぇ。そんな態度を貴族の先生にとる平民の学生がこの貴族至上主義の学園にいたのね。」

エドワードの話が長くなりそうなので、学園に近い別荘に馬車で移動しながら話続けていたら、ティリミアは驚いたように目を見開いて言った。

「確かに姉さん、そんな人は珍しいよね………。
俺も思わず凝視したし、今までにないようなタイプの人だったよ。」

「でも、そのリコ・アキリスという人だっけ?
大丈夫なの?いくら、ロバート先生が下流貴族だからといって、
貴族にはかわらないのよ?
そんなことをしたら、どんな処罰を学園から下されるか………。」
会ったこともない人物を心配して目を潤ませる姉に、エドワードは苦笑いをしてティリミアを宥めた。


「まぁまぁ、姉さん。
実は話に続きがあって、俺はリコ・アキリスに話しかけたんだ…。
興味があったし、姉さんの言う通り少しでも、アキリスさんを庇って、相手に俺のことを覚えてもらおうとしてね。」

言外にリコ・アキリスに恩をうって、好印象を植え付けようとした。という弟の抜かりなさに、ティリミアは内心下を巻いた。

「じゃ、まだ続きがあるのね?
気になるわ!早く話して!」

目をキラキラさせて続きを促す姉に、どっちが年上か分からないなぁと思いながらエドワードは薔薇色の唇を開いた。

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