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病的恋愛 -依存-

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「ねー先輩。最近俺に冷たくない?」

「…何言いだすんだよ、イキナリ」

日も沈み薄暗い教室の中、俺、阿久津銀は2つ年上の恋人、波坂湊先輩の首に腕を回し耳元で囁く。

「だって最近なかなか会ってくれないし」

「3年は色々と忙しいんだよ。それに今こうやって会ってるだろ?」

「そーだけどー…」

だって

つまんないよ。

先輩が忙しいのは分かってるけど

寂しいんだ。

ただでさえ学年が違って教室も離れてるって言うのに。

決まった曜日の放課後と帰り道、たまの休日にしか会えないなんて。

寂しくて淋しくて、頭おかしくなりそう。

「俺はいつも先輩の事考えてんのに。

好きで好きで堪んないのに。
先輩はそうじゃないの?」

「別に…そんな事言ってないだろ」

「会いたくて、触りたくて、話したくてしょうがないんだけど」


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