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先生

告白

 
 
「せーんせ」

 梅雨が終わったばかりの蒸し暑い教室。
 放課後のグラウンドから聞こえる野球部のかけ声。
 呼ばれた先生が振り向く。
 いつもの笑顔で。

 その笑顔を独り占めしたくて、私は告白した。

「私、先生が好き」



 驚きに大きく見開いた目が私だけをうつして固まった。
 うん、困らせるのもわかってた。
 それでも、先生に抱きしめて欲しくて。

 ごめんね、先生

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