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BLUE SKY ~明日へのつばさ~ 【Side 零】

青空の下の出会い

その日は青空が広がっていた。


オレは、廊下を歩きながら窓の外を眺めた。

季節は六月の中旬。
そろそろ梅雨入りしてもいい頃だ。



しかし、見上げる空はどこまでも青く、爽快だ。


もちろん、雨が降らなければ水不足という問題もある。

浮かれてばかりいるわけにもいかないが、それはそれ。


目の前の景色を楽しむのは悪いことではないはずだ。




「お袋、オレちょっと寄り道してくわ」


「寄り道…って、ちょっと、零…?」


一歩前を歩いていた母親にそう声をかけて、オレは踵をかえした。


「悪い! 先帰ってて!」


「ホントにもぅ、しょうがないコね。夕飯までにはちゃんと帰るのよ!」


「わかってるよ!」



後ろからのお袋の声に答えて、オレは目的の場所へ向かった。






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