吾輩は猫又である・怪奇編5
-
完結2016/3/16 更新吾輩は猫又である・怪奇編5/ 三毛乱次郎総閲覧数(3688) レビュー数(0) しおり数(0)
作品紹介
「ほれ。暑中見舞いだよ、親父さん。」
そう言って白い髪の青年は、和紙をねじり巻きにした一升瓶を差し出した。
「なに、近くまで寄っただけだからさ。もう失敬するよ。あのぼうずにも宜しく言っといてくれ。」
……お椀の風呂に浸かった目玉の妖怪。
その彼にニンマリと、つり上がった目で笑いかけながら。
『吾輩は猫又である・怪奇編』の五集目です。