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LIKE A TRULY DAY

プロローグ

ーーー5月のある日。

ゴールデンウィークも明けて、早くも2週間が過ぎようとしている火曜日の朝、森下まひるは頭を抱え、寝ぼけたまま起きた。

そして、

「ああ、最悪…」

と呟いた。

彼女の朝は、二日酔いにかかったように、最悪な表情で起き上がるところから、始まる。

ところで、彼女は何故最悪だと思っていたのだろう。

それは3週間前に遡る。

まひるには、REALBOOTHというSNSで知り合った広岡一族とも仲良くなり、2月26日に32歳の迎えた誕生日祝いでも一緒にかけてもらえた。

ちなみに、広岡一族には代々ある秘密が隠されている。このうち、彼女が友達として付き合っているのは女性政治家の娘・知子と、中小企業の代表取締役の長男・裕介と次男・慧亮、彼等の従兄弟の瞬、そして知子の旦那・瑞希がいる。

この中で、彼女の記したブログ記事で、裕介とまひるはREALBOOTH上で友人解除になり絶縁した。そこから、彼女は彼に憤りを感じ、知子も知子で旦那に一途になってよそよそしくなってきたりと複雑な気持ちになった。

何度も観る毎に、

許せない…!

裏切り者は嫌いだー!

とまひるは書き殴っていこうと思っていた。

そんなモヤモヤした気持ちが消えないまま、知子から法要行事に呼ばれ真尋も川口へと向かっていった。

ピンポーン♪

「はあい」
知子がドアを開けながら出てくれたが、
「こんにちは…」
まひるは少しばかり重い気持ちで挨拶して、部屋に上がった。

すると…
裕介がちょうど着替えを行っているのを目の当たりにしながら、
「何?裕介さんも来てたの!?」
とまひるは驚いた表情をしながら、思った。

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