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バスケ部は今日も大変忙しい。

バスケ部は今日も大変忙しい。1

始まりは小学生の時。図書館で貸りた本を読みながら歩いていた僕はガラの悪い上級生とぶつかってしまい絡まれてしまった。
「いってーな!どこ見て歩いてんだよ!」
「ご、ごめんなさい…」
「コイツ男?女みてーな顔してんな」
「本当についてんのかー?服脱がして確かめてみようぜ」
「や、やめて!」
どこからともなく彼は現れて僕に乱暴しようとしていた上級生3人をボール1つで助けてくれた。
「寄ってたかってイジメなんかしてんじょねーよ。かっこ悪い」
「覚えてろよ!クソガキ!」
「中学生が偉そうに…お前、大丈夫か?」
「……」
スーパーマンみたいでカッコよくて泣いていたのも忘れて彼をじっと見つめてた。初めて感じた好きって感情だったと思う。
「本落ちてたぞ。大丈夫か?」
「うん、有難う…」
「お前、名前は?」
「え?…安曇」
「俺、拓真」
それからすぐに拓真が同学年の隣のクラスという事がわかって僕たちはよく遊ぶようになった。
それが高校生になっても続けられるとは思ってなかったけど…そのせいで僕の気持ちは悪化する一方で女々しさに拍車がかかっている気がする。

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