花とオリキャラ・『魂 TAMA MUSUBI 結』
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完結2009/5/19 更新花とオリキャラ・『魂 TAMA MUSUBI 結』/ 椎名疾風総閲覧数(4992) レビュー数(8) しおり数(2)
作品紹介
命は廻る。美しいと、その心が何処かにある限り。
レビュー一覧
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2009-07-01 07:51:18おすすめ度:★★★★★
見るものも感じるものもきれいです。
椎名さんの紡がれる美意識に共感を覚えました。
言葉のセンスに魅了され、もっと触れたくなる味わいたくなる独特の世界でした。 -
2009-06-30 15:14:42おすすめ度:★★★★★
「美しいものは、美しい」その言葉が強く印象に残っています。
幻想的で、もの寂しい雰囲気の中で描かれているのは、人間の愚かさであり、桜の優しさ。
ありのまま、美しいと思われるから咲き誇り、畏れられるから終わりを受け入れる…この桜の生き方を見て、様々な事を考えさせられます。
二つの作品の人物が出ている点も面白かったです。 -
2009-06-30 09:51:46おすすめ度:★★★★★
豊かな表現で、桜の、移ろう時の美しさと哀しさを描いた同作。冒頭より、闇の中に浮かび上がる荘厳な桜が自然と喚起されて、この世界にぐっと引き込まれていった。
美しいから畏れるのだ。
畏れるから美しいのだ。
それでも、世界はやさしさを失っておらず。思わず感嘆のため息が零れるような読後感が待っていた。 -
2009-06-20 00:43:35おすすめ度:★★★★★
身勝手な人間の想いと行動、それを優しく受け入れてくれた自然の姿。両者に共通する「あるがままに」という理念。
重くしっかりとしたテーマだけれど、優しい老桜の言葉や、時代を越えて訪れたみんなの明るさが、物語を希望へと導いてくれます。
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2009-06-18 08:58:02おすすめ度:★★★★★
いのちを結ぶ、ある意味輪廻の物語。
落葉帰根にも通ずる桜の木の見事な最期。
でも、悲しみばかりではなく、人間の身勝手さのなかにも優しさや愛情を感じました。
無駄のないしっかりした描写で、かなりの読み応えがあります。
和風ファンタジーがお好きな方にお勧め致します。