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短編集

2次元の王子様

私は高校一年。
幼稚園から中学までずっといじめにあっていた。

高校はこんな人生にさよならしたくて、就職先を見つけようとしたけれど、親から『高校迄は絶対に行きなさい!』ときつく言われたから、しぶしぶ私の偏差値でも通える学校に行くことにした。

私はほとんど学校なんかには通っていなかった。

いわゆる不登校ってやつ。

だって、学校に行ったらいじめられるもん。

皆に会いたくなんてない。

だけど、担任教師が毎日のように家に上がり込んでは『学校にこい』だの『皆、お前のことを待ってるぞ。』だのと偽善者ぶるんだよね。

本当は、自分の株を下げたくないだけだというのは当然知ってる。

それがうざくて、ごくたまにしぶしぶと学校に行ったりもしてたけど、やっぱり行けばいじめにあうんだよ。

本当に毎日が楽しくない。

神様は不公平だ。

なんで私なんかが生まれたんだろう。

私なんかが生まれた意味なんてあるんだろうか。

そう思いつつ高校受験を行った。

当然、いく気すらないから
ほとんど白紙状態で出したのに、何故か合格しちゃった。

なんで………!?

学校なんて行きたくないのに。

また、いじめられるに決まってる。

話は変わって、私には2次元に愛する王子様がいる。

本当にこれはたまたま偶然出会ってしまったの。

不登校で引きこもりな私は、暇をもて余すためにパソコンで色んな動画を見ていた。

勿論、アニメなんてあの時までは興味がなかったし、むしろ芸能人の方が好きだった。

アイドルの歌を聴いては楽しい気持ちになっていた。

そんな中で、最近流行りの国民的アニメというのを知って、ちょっとだけ見てみようかな。と面白半分でネット配信のをみたら
凄く魅力的な男性がいたの。

その人が画面で笑顔を見せれば、まるで私に微笑んでくれているみたいにも思えた。

毎日、毎日、王子様の事ばかりを考える日々を送っていた。

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